結婚式での遅刻・途中退席
遅刻や途中退席
結婚式で案外ありがちなのが、出席者の遅刻や途中退席です。
結婚式の日取りについては半年くらい前から決めて行うものですが、いくら予定が早く立てられるからといっても全員が必ず時間通りに出席できるとは限りません。
突然気候状態が悪くなってしまったり、家族や交通状況のトラブルによって時間にどうしても間に合わない出席者が出てしまったりします。
そうした事件が起きたときには、遅刻する本人は早めに連絡をすることがマナーとなっていますが、連絡を受けた挙式主催者側もそれに対応していかなくてはいけません。
もし遅れる時は?
もし挙式・披露宴に遅刻をしてしまうという連絡を受けたら、主催者としてはどのように対応をするのがよいでしょうか。
まず直接携帯などで遅刻をしそうな本人から連絡を受け取ったら、すみやかに式場のスタッフさんに伝えるようにします。
挙式や披露宴にどこかの会場を借りる場合には当日の流れは全てその場所のスタッフさんが管理しますので、そのことを伝えることで早めに対応をしてもらうことができます。
正式なマナーでは挙式をする夫婦に直接遅刻の連絡をするのはマナー違反ですが、本人にいち早く謝りたいという気持ちがあるほど直接連絡をされることもあるでしょう。
当日は新郎新婦はメイクや接待などで大変忙しいところですが、お互い不快感を覚えないように冷静に対応をしていきたいところですね。
途中参加はあり?
次に遅刻をしてきた人が挙式や披露宴の途中に到着をした場合です。
挙式の場合は、残念ですができるだけ途中から席につくということはしないようにし、参加は披露宴からというふうにしてもらうことが通常です。
特に神前式や仏前式の場合は神聖かつ厳粛な行事でもあるので、むやみに途中退室や途中参加はしてはいけないことになっています。
ただ人前式など比較的融通のききやすい式の場合にはタイミングを見計らって中に入ることができることもあるので、到着したらすぐにスタッフさんに誘導してもらえるようにしましょう。
ご祝儀はどうする?
さて遅刻した場合少し困るのがご祝儀の手渡しです。
ふつう受付が終わった時点でご祝儀は封をして厳密な管理に置かれてしまうので、あとから手渡すということはなかなかできません。
そうした場合は一度持ち帰り、後日お祝いの品物などを添えて贈るというのがマナーになっています。
よくわからないという参加者の人などは無理に当日に渡そうとしてしまうかもしれませんが、やんわりとお断りするなどきちんとした対応をしていきましょう。