内祝いとは

結婚の内祝いは、ほとんどの場合披露宴に来ていただいた時に受け取るご祝儀に返すような形で渡される、引き出物として扱われるようになっています。
そのため内祝いであるという意識もあまりないまま品物を普通に受け取って帰るという人の方が多くなっています。
ただ、スケジュールなどの都合でどうしても式に参列できなかった人に対しては、別に送ってもらったご祝儀または贈り物のお返しとして「内祝い」という品目で何かのギフトを贈ることが通常となっています。

内祝いとして別に送るときには、基本的には引き出物として用意したものと全く同じものを送っても全く問題はないのですが、宅配をするときの都合や日程的なことを考え別の品物を選ぶようにしてもよいとされています。

内祝いとして送る品目には大抵が実用的に役立つものを選びます。
最近では自分で好きなものを選べるギフトセットや商品券を送るということもよくあるようです。

参考サイト
結婚式場・結婚準備の口コミサイト-結婚内祝いの基礎知識(http://www.mwed.jp/uchiiwai/kekkon.html

どのタイミングで、何を送ればいい?

内祝いを送る場合には、少なくとも挙式が終わってから1ヶ月以内のできるだけ早い時期に行います。
金額的には祝儀として送っていただいた金額の半額程度の品物にしておくことが常識となっています。
ギフトセットや商品券を送る場合であっても、表書きには紅白10本の結び切りをつけてのし紙を敷き、「内祝」もしくは「寿」といった文字を書いた箱に入れるようにします。

内祝いの品物についてですが、かつては御祝いのときには贈るのはふさわしくないとするタブーの品物がありましたが、現在ではあまりそのようなしきたりは細かく気にされないようになっています。

あえて過去にタブー扱いされてきた品物の種類を挙げれば、縁を絶ち切ることを暗示させる「刃物類」や、葬儀など仏事のときに送られることとなっている「緑茶」がありました。

しかし現在では刃物を送ったとしてもそれは「未来を切り開くことができる」というふうに暗示の意味もポジティブな方向にとられるようになっており、緑茶も御祝いの品として贈っても問題のないものとして捉えられるようになっています。

かなりカジュアル化している内祝いではありますが、もし受け取る人が年配の方であったり風習やしきたりに強いこだわりをもっているような方であるなら、念のため従来までタブーとされてきた品物は避けて無難なものを贈るようにする方がよいかもしれません。

御祝いの席での贈り物なので、できるだけお互いに気持ちよくできるような配慮が大切となります。